カバーとタイトルから、なにか社会の生きづらさを壮大に描いているのかと想像していた。
だけど。
テーマがよくわからなかった。
読んだことはまだないけど、きっと官能小説のようななまめかしさもないと思うし。
老人福祉についてなにか言いたいのか、それとももっと大きな政治にモノ申したいのか。
どうでもいい性表現が何度も出てきて、中二病あるいはただの欲求不満か。
だいぶ以前に、作者が筋トレをする様子がテレビで流れたことがあった。
かすかに、ほんとかすかに記憶にある。断片的に。
この作品の中の男の子も、いろんな考えからなぜか筋トレしだすんだけど。
ちょうどあの作者が筋トレにはまったときに書いたのだろうかと、勝手な推測をしてみた。
いや、推測をしてみた、じゃなくて推測できた、というか。。。。
本自体はそんなにページも多くなく、むしろ借りてきた4冊の中でどの本よりも薄い。
それなのに、なかなか読み進められなかった。
面白くなかったから。
何が言いたいか最初から最後まで謎で、着地点がなかった。
だいたいの本は、読み終わったときに、「ふ~っ…」て息を吐き達成感が味わえるんだけど。
呼吸の仕方を忘れてしまったような感覚だった。
別に悪口を言ってるつもりはさらさらない。
ただ、一人の個人の感想を述べたまで。
人それぞれにおもしろいと感じるポイントも違うし、ジャンルもあるだろう。
ただ私には合わなかった。
それだけのこと。
気になる人は、スクラップ・アンド・ビルド(羽田圭介)読んでみて。