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図書館駆け込み戦争

与論町の公営施設は臨時休館となっている。

 

 

この周囲23キロほどしかない小さな島では、たった一人のコロナ感染者が出ると、大げさと言うほどに処置がとられる。

 

 

小さな島ゆえの、迅速なる対応には関心してならない。

 

 

 

8月9日、およそ三週間ぶりにフットサルもできたのだけど、なんとたった一日だけの復活だった。

 

また新たに感染者が確認され、施設等は休館へと逆戻り。

 

 

8月10日、図書館へ出向いてみると、開いていた。

 

そのときはまさか、また翌日から施設等が休館になるとは思ってもいなかったので、借りてきた本は3冊。

 

 

借りた翌日に、また休館になったと知ったときの絶望感。

せめて5冊は借りればよかった。。。と、激しく後悔。

 

 

借りた3冊の本は、1冊1冊じっくり時間をかけて読んだが、1日1冊ペースで3日もあれば読み終わってしまった。。

 

 

(次、図書館が開いたら絶対5冊以上借りるぞ!)

 

 

と、心の中で誓う。

 

 

 

 

8月19日、高校生の息子が夏季課外があった。

この日、息子の送迎時、

(図書館開いてたらラッキーだなぁ)。

 

そんな、ふとした淡い期待を胸に図書館の前を通る。

 

(ん?電気ついてる。。窓も開いてる!!)

 

 

開いてる!!!!!

 

 

嬉しくて大コーフンの私は急いで家から返却する本を取ってきた。

 

 

図書館に着くと、先客さんと図書館の方がなにやらお話しをしていた。

 

(え?え??開いてないの?ただの換気??え???)

 

と、緊張した。

 

 

なにやら、臨時開館ということで、事前に電話予約にて1時間につき3組ずつ入館できるということだった。

 

そして、次の枠は11時。

残り枠2組。

 

そのときの時刻は、10:50。

図書館の方に、

「電話予約じゃないとだめですか?今、枠確保できませんか?」

と、ダメ元で聞いた。

 

 

大丈夫、とのことでそのまま図書館前にて10分待機。

 

 

 

・・・11時!

 

いよいよ、入館である!!!

 

 

制限時間、1時間。

 

最近のお気に入り作家さん二方の本と、YouTubeでたまたま知った本1冊は、借りたい!

そう、あらかじめ目ぼしを付けていた。

 

 

有川浩さんと、喜多川泰さん。

最近のお気に入り作家さんだ。

 

この二方の本はなんでもいいから借りたい。

いや、喜多川さんに関しては、(この本が置いてあったらいいなぁ)という期待は抱いていた。

 

 

あれこれ、見て回り、借りてきた。

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なんと、10冊だ。

 

 

あらかじめ、図書館の方に冊数限度はあるか確認をして、「ない」と返事をもらっていたので、10冊を借りたのだ。

 

一回につき貸出期間は2週間。

 

 

本当は、あと2冊くらいは借りたいところだった。

だがしかし。

 

見てのとおり、すべてハードカバー。

重量がはんぱない。

持って歩くのに、腕が限界だった。

 

 

とはいえ、借りたいと思っていた本はある程度借りれた。

 

加藤シゲアキさんのオルタネートは、YouTubeで知った。

石田衣良さんがYouTubeで偶然話しているのを観たのだ。

 

 

島では、8月20~22日は旧盆にあたる。

お供え料理を段取り組んで効率よく準備する。

そして、開いた時間はすべて読書に充てる、というのが私の計画。

 

 

18日、本を借りてきてからすぐ読み始めた。

これを書いているのは24日。

 

お盆最終日22日はもう本を読む元気がなかった。

 

 

片頭痛がひどく、めまいと吐き気まで加わった。

23日、いよいよこの日は寝込んだ。

 

なにも手につかない。

 

とはいえ、夜になると少し回復。

なにもせずに(観ずに)一日が終わるのは解せぬ。

 

寝室にノートパソコンを持ち込み、アマプラを観た。

 

【ヲタクに恋は難しい】と、ほかにも。

 

面白かった。

 

 

本日、24日。

今日は読書復活予定日である。

 

 

ひどい頭痛もだいぶ落ち着いた様子。

 

これから本を読もう。

 

 

臨時開館にて駆け込み入館し、勝ち取った(借りた)本は10冊。

18~21日の間ですでに6冊読んでしまった。

 

4日間で6冊というのは、一日1冊と少し読んでいることになる。

 

どんだけ活字に飢えてるんだ。

 

 

いやしかし。

おもしろい。

 

 

喜多川さんの本はすらすらと入ってくる。

有川さんの本は感情移入してしまう。

 

なんということだ。

 

泣いてばかりで、目がつぶれるかと思った。

 

 

して、オルタネート。

読み始めは、作者の知識つめこみすぎというか、知識ひけらかしすぎというか。

なんというか、冒頭が読みにくかった。

 

小説というのは、入りでどれだけ引き込ませるか、というのが大事だと思うのだが。

途中放棄しようかと思った。

入りがおもしろくなかったから。

 

そこをぐっとこらえて、読んでいくと、なんとかストーリーが広がってきた。

こうなると、一気に世界に入っていける。

 

 

石田衣良さんの本は2冊借りた。

多分、初めてこの方の本を読んだと思う。

1冊は読んだ。

【40翼ふたたび】と、【清く貧しく美しく】。

40~の方はすでに読み終えた。

 

何といことでしょう。

最初の数ページがまったく頭に入らないというか、ストーリーが広がらないというか。

例えるなら、活字を眺めているだけ、という状況だった。

 

オルタネート同様、少し読み進めていくと、情景が浮かび始めた。

加藤さんは、石田さんリスペクトなのだろうか。

展開がというか、スタイルがというか、似た雰囲気だった。

 

 

借りてきた本も残すはあと4冊。

 

 

実は。。

【図書館猫デューイ】と言う本を、チラ読みしたのだが。。

 

翻訳された本だからなのか、なんなのか理由はわからないが。

こんなに読みにくい本は初めてだ!というくらい、進まない。

 

あ、嘘ついた。

教科書的に購入した本で2冊全然読み進めることなく放置した本があったな。。

 

デューイは、多分最後に読むかもな。。。

 

 

 

この10冊の返却日は、9月2日。

それまでに残る4冊を読破せねばならない。

 

 

小説というのは、【架空の世界】であるようで、ちゃんと気づきも得られる。

物語の中に出てくるひとびとの気持ちなどを理解しながら読む。

これが、自分がリアルで体験できないひとびとの感情にふれることができるのだ。

 

 

私は、本が好きだ。

 

小説が好き。

 

 

読むのが大好き。

 

 

物語を書ける人はすごいと思う。

知識の深い人でなければ、あんな言葉は紡いでいくという高度なことはできないんじゃないだろうか。

 

 

せいぜい、ブログ書くくらいしかできない私だけど。

読むことはできる。

読んで、想像して、かみ砕いて共感する。

 

 

もっと、素敵なおもしろい作品であふれるといいなぁ。