去年の読書欲が爆発したときに、4冊の本を買った。
その中の一番心に残った本を、読み返してみた。
1度目に読んだときは、短期バイト中だった。
仕事の合間に読み進めていった。
そして、帰宅後のちょっと一息の時間にも読んでいた。
あのときは、多分早く読みたい!という気持ちが強かった。
それでも、心にくるものがあった。
今回、2度目の読書ということで、ゆっくり咀嚼するように読むことにした。
【桜のような恋人】っていうんだから、美しい恋人かな?
それとも、美しくさいてはかなげに散る、どこか守ってあげたくなるような恋人なのかな??
そんな想像を、初めて読むときに想像した。
読んだ印象としては、どちらも正解だったかな、と思う。
彼女にひそかに想いを寄せ、ひょんな事件をきっかけに、デートに誘う。
そして、告白をし、付き合うことになる。
その中の細かな内容はこれから読む人のために伏せておこう。
でも、これからもっと楽しくなるだろうという矢先。。。。。。
二人にとって、、、、
彼女にとって、とても残酷なことが起きた。
彼女の家族にとっても、それはつらいことだった。
今回、一文一文を丁寧に丁寧に読んだ。
作者に敬意を払うべく、丁寧に大切に。
今回は、割と早い段階からうるうるきてしまって、もう目も鼻もぐずぐず潤いっぱなしでした。
泣きながら、彼女に自分をうつしてみて考えたりもした。
たまらない。
苦しい。
大切な人とのかかわりも、すべて大きく変わってくる現状に、どうやって前向きになれというのだろうか。
最近、お気に入りで繰り返して観ている映画がある。
その中で、小説家のお父さんが息子に言った言葉がある。
息子「お母さんが、本を読んで泣いていたんだ。どうして、本を読んでまで泣くの?」
お父さん『明日の自分のために、泣くんだよ。明日の自分が、頑張れるように。(だから本を読んでまで泣くんだ)』
お父さんのセリフのあとの()内は、私が読み取った気持ちです。
ひとは、毎日が幸せでも、ときどき涙を流すことが大切だと感じた。
そんな一言だった。
感動して泣くことも、心を大切にしてあげるという、ケアなんじゃないかと。
そうすると、私は今日ものすごいケアをしたな、と思った。
泣くと、すっきりするんだよね。
いや、もちろ泣きすぎた直後は目もしょぼいし、眠くなるし、なんだか残念なんだけど。
それでも、寝て起きて、そしたらその日は心が晴れやかになれるんだよね。
桜のような僕の恋人
泣きたい人、最近涙を流したことのない人、ぜひ読んでみてほしい。
パパさんにも、大絶賛してオススメしたんだけど、読書が苦手なひとなのであしらわれてしまいました。
まぁ、読むか読まないかは、人それぞれですからね。
号泣必至なので、箱ティッシュ傍らに置いてお読みください。